サイクリングで賞品ゲット 「密気にせず楽しんで」 経済効果にも期待

2020.11.08
地域観光

監修を務めた村上さんと抽選で当たる自転車=兵庫県丹波篠山市北新町で

兵庫県丹波篠山市内を自転車で巡ってもらい、豊富な観光資源のPRにつなげる取り組みを進めている市は、「丹波篠山サイクリングワールド」を実施している。市内各地に設定した場所を巡り、スマートフォンなどを使ってポイントを集めて応募すると、抽選で自転車用品や特産品が当たる「モバイルスタンプラリー」などを含めたイベントで、飲食店などで商品を購入することでポイントが集まる仕組みも。市は、「コロナ禍の中、『密』を気にせず丹波篠山を楽しんでもらい、地域経済への効果も生み出せたら」と期待している。11月30日まで。

参加者はサイクリングを楽しみながら、スマホなどのアプリ「DIIIG(ディグ)」を使用。篠山城大書院やこんだ薬師温泉ぬくもりの郷、波々伯部神社など12カ所の「地点スポット」で、GPSを活用した「GPSチェックイン」を行うと、1カ所に付き10ポイント獲得できる。

また大正ロマン館や里山工房くもべ、黒豆の館など13カ所の「グルメスポット」でGPSチェックインと購入商品の画像を投稿すると、30ポイント獲得できる。

地点スポットを巡りやすいように、▽「チャレンジ108コース」(約110キロ、獲得120ポイント)▽「腕試し60コース」(約63キロ、同80ポイント)▽「田園40コース」(約35キロ、同50ポイント)―を設定。各コースを完走した場合、抽選で50人にオリジナルサコッシュが当たる。各スポットやコース概要などを市の観光サイト「ぐるり! 丹波篠山」に掲載している。

獲得ポイントに応じて抽選にも応募できる。100ポイント1口で自転車(1人、TOKYO BIKE MONO)を、80ポイント1口でサイクルコンピューター(同、WAHOO エレメントボルト)が当たる。50ポイント1口で10人に特産品を贈る。

また写真・動画共有アプリ「インスタグラム」では写真コンテストを実施。「#丹波篠山サイクルワールド」を付け、市内で自転車と共に撮影した画像を投稿するなどした10人に抽選で特産品を贈る。

コースなどの監修は古市の「自転車工房 ハイランダー」の村上大輔さんが務めた。

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