兵庫県丹波篠山市内の子どもたちが”店長”になり、お弁当や雑貨などを販売する「第2回丹波篠山KODOMO未来フェス」が22日午前10時半―午後2時半、篠山城跡三の丸広場(同市北新町)で開かれる。丹波篠山青年会議所の主催。新型コロナウイルスの感染症対策の一つとして、通常のブース販売に加え、車に乗ったまま買い物ができる「ドライブスルー方式」も取り入れる。同会議所は、「子どもたちの頑張っている姿を応援してほしい。コロナ禍中でも開けるイベントの手法として見てもらえたら」と来場を呼び掛けている。
昨年に続き、2回目。事前の募集に応募した市内の小、中、高校生約20人が店長を務める。
飲食ブースには、企画に協力する市内8店舗が、にぎり鯖寿司や丹波ーガー、焼きぼたんと秋の味覚弁当などを用意。物販ブースでは6店舗が米や黒豆の加工品、ハンドメイド雑貨などを持ち込み、それぞれ「子ども店長」たちが販売する。飲食ブースのみ、車に乗ったまま好みの弁当が買えるドライブスルーコーナーを設ける。
500円でお得な商品が出てくる「丹波焼」のガチャガチャや、市内の絶景映像をVR(バーチャルリアリティー)で体験できるコーナーもある。
ステージでは、篠山鳳鳴高校書道部のパフォーマンス(午前11時―)のほか、同校インターアクト部のデカンショバンド(午後零時―)や篠山東雲高校吹奏楽部の演奏(午後1時―)も行われる。
感染症対策のため、消毒と検温、マスクの着用に協力を呼びかける。
子どもたちが「商売」を体験することを通して、社会経験や郷土愛を育むことなどを目的に開催。遠山雅治理事長は、「大人たちと一緒にさまざまな経験をすることで、将来、地元で働いてみたいと思う子がいるかもしれない。ぜひ”店長”と交流しに来てもらえたら」と話している。