兵庫県丹波市にある舞鶴若狭自動車道・春日料金所でこのほど、強盗を想定した防犯訓練が行われた。
NEXCO西日本福知山高速道路事務所とNEXCO西日本サービス関西福知山支店が、丹波警察署の協力を得て実施した。NEXCOから13人、同署から3人が参加。初動対応を確認したほか、護身術訓練、カラーボールの投げ方を体験した。
料金所員が料金所ブースから事務所に戻る途中で強盗に襲われる可能性があるとして、手首をつかまれたり、首を絞められたときに対処できる護身術を同署員らが伝えた。
署員は「不審者とは2メートル以上の間合いを取ることが大事」とした上で、強盗に後ろから首に腕を回され締め上げられたときは、のけぞるようにして頭突きをしたり、足の甲を思いっきり踏みつけたりするのが有効とした。また自分の首を絞めつけている相手の腕を両手で下げて息ができる状態にしてから、後ろに下がるようにして首を抜く方法も指導した。
同事務所は、「無理な抵抗はせず、その後の捜査に役立つよう、犯人の特徴をつかむことを優先してほしい。沈着冷静に対応できるよう、常日頃から防犯意識を持つことが大事だということを改めて認識した」と話していた。