兵庫県丹波篠山市の国史跡「篠山城跡」内にある篠山小学校のグラウンド。児童たちが遊びに学びに活用するなんの変哲もない土地に、雪が降ってもいち早く円形に解けてしまうという謎のスポットがある。
その直径約2メートル。元同校校長によると、同校は江戸時代に家老屋敷があった場所。屋敷内の井戸がグラウンドに眠っており、ふたがされているものの、中が空洞になっているため、周囲の土ほど冷えることがなく、早く雪が解けると伝わってきたという。
井戸のふたが鉄板という噂もあり、腐食していて陥没するようなことがあっては大変と、市が調査に入った。すると、伝承通りの井戸があり、鉄板ではなく、しっかりとした岩でふたがされていることが判明した。
元校長は、「まだまだいろんな謎が篠山にはあるはず。ロマンを感じますね」とにっこり。