囲碁×ゲートボール 地元で楽しまれるニュースポーツ 殿様の領地争いが原点

2021.01.25
地域

囲碁ボールを楽しむ人たち=2021年1月19日午前10時29分、兵庫県丹波篠山市大山下で

兵庫県丹波市柏原町発祥のニュースポーツ「囲碁ボール」。まだまだ全国区ではないが、地元や周辺地域ではさまざまな場面で登場し、頭と体を使った競技として親しまれている。

囲碁ボールは、ゲートボールと五目並べを組み合わせた競技。人工芝のマットに縦横7本ずつの線で碁盤の目が描かれ、その交点がくぼんでいる。木製のスティックでボールを打ち、くぼみにボールを入れる。縦、横、斜めのいずれかに3つ以上5つ以下のボールを並べると「ライン得点」になり、この多さで勝敗を決める。

1992年に誕生。同市柏原町には、隣村との領地争いを囲碁の勝負で解決した殿様をまつる神社があることから、囲碁を生かしたニュースポーツを考案した。

競技を体験した81歳の男性は、「頭を使っていかに並べるかを考えるのが面白く、スリルがある」と笑顔で話していた。

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