決意を筆に込め 全校児童が書き初め ルーツも学ぶ

2021.01.08
地域

 兵庫県丹波篠山市立城東小学校で8日、新春恒例の書き初め大会が行われた。正月の代表曲「春の海」が校内放送で流れる中、全校児童108人が各教室で新年への決意を筆に込め、学年別の課題文字を書き上げた。

教頭が放送で「1000年前の平安時代から始まり、400年前の江戸時代には庶民の人たちがお正月に習字をする行事として定着した」などと書き初めのルーツを紹介した後、児童たちは各教室で一斉に筆を取った。

5年生29人はランチルームで書き初め。課題文字は「強い決意」で、児童たちは真剣な表情で画仙紙と向き合い、手本を確認しながら一画ずつ丁寧に文字をしたためていた。

女子児童は、「低学年のお手本になるという決意を込めて、強く書きました」と笑顔で話していた。

関連記事