着替えるゾウ~ 薬局前のマスコット 店主の妻が服手づくり 「寒そうだし」【シリーズ・丹波ムー】

2021.01.25

店の前にずらりと並んだ5匹、いや、4匹のゾウたち。寒くなるとフリースを着込むそう=兵庫県丹波篠山市二階町で

地元住民のみならず、多くの観光客が行き来する兵庫県丹波篠山市の二階町交差点。そのすぐ近くに「布袋堂薬局」があるが、「店の前にいるゾウさんたちがいつの間にやら着替えている」という噂を聞きつけ、店を直撃した。

店主の藤本善一さんによると、まずゾウは某医薬品メーカーのマスコットキャラクターで、オレンジ色が男の子のサトちゃん、ピンク色が女の子のサトコちゃん。確かにシャツもズボンもマフラーも身に付けているが、「着替えているんですか」という質問に藤本さんは、「ええ、ちょくちょく」と認めた。

服はすべて藤本さんの奥さんが古着や古布を使って手づくりしているという。子ども用の服を利用したいが、頭が大きいので入らないからだ。

なぜ服を着せ始めたのかについては、「寒そうだし」「恥ずかしそうだし」ということだった。

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