兵庫県と京都府にまたがる丹波・丹後・但馬の「三丹」随一といわれる「柏原厄除大祭」が17日、兵庫県丹波市柏原町の柏原八幡宮で始まった。今年はコロナ禍のため、露店や福引が中止となり、提灯も飾らずに開催。感染予防対策として、入場制限があったり、鈴緒が撤去されるなど、参拝者は例年とは違った参拝スタイルで厄除け開運を祈った。18日も営まれる。
地元では「雪の厄神」と揶揄されるほど、大祭を営む17、18の2日間は冷え込むことで知られている。ことしもジンクス通り、寒風吹きすさぶ真冬日となった。
参拝に訪れていた31歳の女性は、精神科の病院に勤務しており、「人と会わないテレワークで精神的にしんどくなって来院される人が増えている。やはり人は、人とのつながりを求めていると思う」と話し、「コロナが一日も早く収束し、日常が戻って来てくれることを強く祈りました」と話していた。