”巣立ち”の季節 高校で卒業式 コロナ禍中も「明るい未来信じて」

2021.02.26
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卒業証書を受け取る卒業生=2021年2月26日午前10時1分、兵庫県丹波篠山市郡家で

兵庫県丹波篠山市にある篠山産業高校で26日、卒業式が開かれた。158人の卒業生たちは、コロナ禍の中、感謝と希望を胸に未来への一歩を踏み出した。

新型コロナウイルス感染対策のため、体育館への入場者を制限。在校生は生徒会役員のみで、保護者は1家族1人までにした。

池本太三校長は式辞で「当たり前のことが当たり前にできない状況が続いたが、前向きに学校生活を送ってくれたことを誇りに思う」とねぎらった。

卒業生代表の女子生徒は、「産高生としての誇りと、校歌の一節にある『自主独立』の精神を忘れず、明るい未来を信じ、活躍することを誓う」と、時折声を震わせながら答辞。学びやを”巣立つ”卒業生たちに、会場からはあたたかな拍手が送られていた。

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