兵庫県丹波市の子育て支援課が24日、ベビーマッサージ講座を開いた。市内の生後4―9カ月の乳児とその母親16組が参加。新型コロナ対策として、こまめな消毒と2部制で実施し、講師は、ロイヤルセラピスト協会認定講師の堀真実さん(34)が務めた。
「肩を広げるようにマッサージすることで睡眠の質が高まり、成長ホルモンの分泌も促される」などと効能を伝えた堀さん。この時期は信頼関係を築く上で重要なほか、母親も愛情ホルモンの分泌によって、産後うつの抑制や子宮の回復が早まるなどの効果があるという。
母親たちは、わが子と目と目を合わせながら、ベビーオイルをつけた手でやさしく丁寧にマッサージ。日常ではない状況に泣き出す子もいたが、気持ちが良いのか、手をばたつかせ、声をあげて喜ぶ子もいた。