待ちわびた春味 3月20日は「春分の日」 寒桜に野鳥群がる

2021.03.20
地域自然

サクラの蜜を求めて飛来したメジロ=2021年3月19日午前8時36分、兵庫県丹波篠山市郡家で

3月20日は「春分の日」―。兵庫県丹波篠山市では、早咲きで知られる丹波篠山総合スポーツセンターの「寒桜(かんざくら)」に、ヒヨドリやメジロなどの野鳥が群がり、 くちばしを花粉の黄色に染めながらせわしなく吸蜜するという春ならではの姿が見られる。

サクラの枝にぶら下がり、体をよじって蜜を吸うヒヨドリ=2021年3月19日午前8時19分、兵庫県丹波篠山市郡家で

19日は5―6分咲きといったところ。「ヒィーヨ、ヒィーヨ」と騒がしく鳴きながら、数羽のヒヨドリが寒桜に飛来すると、枝にぶら下がったり、体をよじるなどして、器用にくちばしを花の蜜溜まりに突っ込み、蜜の味に酔いしれていた。

ほかのサクラと比べて蜜の量が多いといわれている寒桜。“甘党”のメジロたちも蜜を求めて多数飛来し、待ちわびた春の味覚を満喫している。

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