兵庫県丹波篠山市内の小学校で23日、卒業式が開かれた。今年度の卒業生は計14校340人。思い出がたくさん詰まった学び舎を巣立ち、中学校生活へ新しいスタートを切った。
篠山小学校では25人が卒業。源浩貴校長(60)は、「人生100年時代。▽やりたいこと、好きなことを多く見つける▽前向きな気持ちを持つ▽人を大切にする―。この3つを忘れずに楽しい人生を送って」と呼びかけ、一人ひとりに卒業証書を手渡した。
また、同校PTA「育正会」が、今年度で定年退職を迎える源校長にサプライズで「卒業証書」を授与。37年間の教師生活に区切りをつける源校長は、「とてもうれしかった。子どもたちの成長を見守ることが何よりのやりがいでした」と笑顔で話していた。