丹波地域で見頃を向かえ、大きな白い花を咲かせるタムシバ=兵庫県丹波篠山市火打岩で
兵庫県丹波地域の山々で「タムシバ」の花が開花。山腹を彩る白い花々が本格的な春の訪れを告げている。
モクレン科の落葉高木。名前の由来は諸説あるが、枝や葉をかむとほのかに甘みがするため「噛む柴」が転じたなどとされる。
よく似た花で「コブシ」があるが、篠山自然の会会長の樋口清一さんは、「コブシは北方系の植物なので、丹波地域には自生しない。山にあるのはすべてタムシバ」と話す。
春の山を白く埋めることから、春の農作業の目安とも。春の訪れとともに、農作業の開始も告げている。
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