SNSでまちの魅力を発信 岩田瑞希さん(丹波篠山市)

2021.03.21
たんばのひと

岩田瑞希さん

“自分スタイル”で楽しく

丹波篠山市商工観光課の臨時職員として働きながら、イベント司会でも活躍。写真・動画共有アプリ「インスタグラム」の同課アカウントの運営を任され、自身が制作するコミカルな動画や写真を通して丹波篠山市の魅力を発信してきた。

岐阜県出身。湊川短期大学(三田市)を卒業後、4年間、同県で保育士として働いた。その後、両親の実家がある丹波篠山市へ移り住んだ。18年4月から同市で勤務している。

転機は、昨年8月の「15時間オンラインデカンショ」。同年の同市民ミュージカルで主役を務めた経験もあり、司会に抜擢された。持ち前の明るさを発揮し、大役を果たした。

司会だけでなく、市民が踊る動画をつないで動画で配信する企画「デカンショ踊り数珠つなぎ」の撮影、編集も任された。経験はなかったが、「まずはやってみよう」と前向きに挑戦した。「自分が観ていて飽きないような面白い構成を心がけた」
企画終了後、出演者や視聴者たちから「うまく編集してくれてありがとう」「面白かった」と声を掛けてもらった。多くの人とつながることができる動画制作の魅力にはまった。

今月末で臨時職員を辞め、活躍の場を広げる。インスタグラムで“映える”写真や自身が制作した動画を通じ、市内外を問わず、まちの魅力を明るく朗らかに発信していく。「私自身も学んでいきながら、まだ知られていないまちの魅力を、『岩田スタイル』で楽しく届けていきたい」と笑顔をはじけさせる。

また4月に設立する一般社団法人「Sun Rice」で体や環境に優しい「食」の大切さを伝える取り組みも始める。27歳。

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