すくすく育て、きょうはこどもの日―。兵庫県丹波市の女性(73)宅で、野鳥のキセキレイが産んだ卵がかえり、まもなく巣立ちを迎えようとしている。女性は「毎日『大きくなってね』と声をかけています」と目を細めている。
4月中旬、外に置いていた段ボールの中に、枯れ草などで作られた丸い巣を見つけた。数日後には6つの卵があり、キセキレイの親が卵を温めていたという。
10日ほど前にふ化して6羽のひなが誕生。親がトンボなどの昆虫をつかまえ、せっせと子たちのもとに運んでいる。女性は「親の気持ちで眺めています。本当にかわいらしいですね」と話している。