兵庫県丹波篠山市内の水田で、アイガモたちが元気に泳ぎ回っている。
「アイガモ農法」で放つアイガモたちは、水田の雑草や害虫を食べるほか、水をかき回すことで雑草が生えることも防ぐ。さらにふんは肥料にもなり、化学肥料や除草剤の低減にも役立つ。
放たれたばかりの小さなアイガモたちは、「ピヨピヨ」と愛らしい鳴き声を上げながらも、縦横無尽に田の中を泳ぎ、懸命に”お仕事”。時折、車の音などに驚くと、一瞬のうちに見事な隊列を組んでは、同じ方向に向かってダッシュしていた。
アイガモたちを撮影していた男性は、「安心安全な米作りにもつながるし、姿を見ているだけで癒やしの効果も抜群。まさに一石二鳥ですね」と話していた。