思いやりの心と共に 児童が「人権の花」植える 「小さい命守る」

2021.05.24
地域

「人権の花運動」に取り組んだ児童ら=2021年5月20日午後2時11分、兵庫県丹波市市島町上竹田で

花を植えて世話することで思いやりや命を大切にする心を育んでほしいと、兵庫県丹波市の柏原人権擁護委員協議会の恒例行事「人権の花運動」が、丹波地域の複数の小学校で行われている。このほど丹波市立前山小学校で、5年生16人と同委員2人がプランターに苗を植えた。

同委員の山名正行さん(62)と藤澤真澄さん(54)が来校し、人権の大切さなどを伝えた。グループに分かれ、プランターにマリーゴールドやペチュニアなど5種類計40本ほどの花苗を植えた。最後に「かけがえのない命を大切に」とプリントされたシールをプランターに貼って仕上げた。

児童の霜多壱輝君は、「小さい命も守りましょうという話が心に残りました」と笑顔。山名さんと藤澤さんは「協力して植えてくれた。命を大事にする心を育んでほしい」と話していた。

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