5年前のメッセージ、「タラヨウ」でお届け―。兵庫県丹波市柏原町の柏原自治協議会(大西修太郎会長)は、2016年5月8日に同町内で行った「ふれあい街角ウォークラリー」の企画で、タラヨウの葉に書いてもらったメッセージを、本人にこのほど発送した。
当時、柏原町内から12家族が参加。そのうちの一人、松浪優子さん(43)は5歳だった息子に宛てて「スポーツを何かしていますか」などと書いており、タラヨウの葉を受け取って「すっかり忘れていたので、うれしかった」と喜んでいた。
タラヨウは、葉の裏に傷を付けると字が書けるという特徴があり、「葉書」のもとになった木。郵便局のシンボルツリーにもなっている。
かいばら観光案内所そばの柏原大神宮横にタラヨウの木があることから、同自治協は「タラヨウで未来の自分への手紙を書いたら面白いのでは」と発案。5年後に本人に届ける企画を、5月のウォークラリーで2015―18年まで実施した。