兵庫県丹波篠山市立岡野小学校の3年生20人が29日、学校近くの畑で同市特産の「丹波黒大豆」の苗の移植作業を行った。はじめのうちこそ慣れない作業に悪戦苦闘していたものの、しばらくすると手際よく移植できるように。歓声を響かせながら、農業の楽しさと苦労を実感していた。
校区内の農業委員や農業推進委員、地域おこし協力隊員らが指南役を担当。児童たちは水をやるなどして大切に育ててきた苗を畑に掘った穴に植えると、優しく土を寄せた。今後も成長を見守り、秋には黒枝豆を、冬には黒大豆を収穫して味わう予定。
男児は、「難しかったけれど楽しかった。黒大豆を使った食べ物は全部大好き。大きくなって収穫できるのが楽しみ」と満面の笑顔を浮かべていた。