兵庫県丹波篠山市の中山保治さん(77)から、「畑のジャガイモにトマトみたいなものがなっとる」と一報が入った。駆け付けた記者が見たのは、鈴なりになった緑色の実。確かにミニトマトそっくりだ。
正体はジャガイモの実。普段口にするジャガイモは実ではなく、茎が膨らんだ「塊茎」。種芋で増えるため受粉能力は低いものの、品種や条件次第で、小型の果実をつける。また、ジャガイモ、トマトともにナス科のため、実も似ている。
50個以上なっており、「長年栽培してるけれど、こんなことは初めて。おいしくなさそうやし食べへん」と中山さん。調べてみると未熟な実には毒性の強い物質が含まれているため、食用には向かないそう。食べなくて正解です。