兵庫県丹波市柏原町の常岡富代さん(73)宅で、南米原産の果樹「フェイジョア」の花が見頃になっている。数枚の白い花びらの中央に、とげのような真っ赤な雄しべが目立つ。花びらは食べることができ、常岡さんは「口に含むとほんのり甘い」とほほ笑む。
フトモモ科の常緑樹で、秋に実をつける。5年前に苗木を購入。昨年、初めて数輪の花を付けたが、今年になって瞬く間に開花した。
特別な世話はしていないが、2メートルほどの高さに成長。サラダに添えると「びっくりするほど、おいしかった」と話す。落ちる花びらがもったいないと、木の下にビニールを敷いて受けており、「ケーキに添えるのもいいかな」と味を想像している。