兵庫県丹波篠山市内で栗の花が満開を迎えている。秋には地域を代表するブランド栗「丹波栗」として収穫される特産物。一方、花は独特のにおいを放つため、思わず顔をしかめる人もいる。
雌雄異花で、初夏になると20センチほどの穂のような花を無数につける。青臭いにおいで苦手な人も多いが、虫を呼び寄せて受粉させ、実をつくるための仕組みだ。
秋には高値で取引される特産物ながら、そばを通りかかった男の子は、「なんのにおいや」としかめっ面。「実は大好きやけど、これがほんまに栗になるんか?」と疑いのまなざしを向けていた。