兵庫県丹波篠山市立城南小学校で6日、地域住民らが講師を務めるクラブ活動が開かれた。「お茶クラブ」では、茶道を体験。作法の一つひとつを学びつつ、「シャカシャカ」と音を立てながら茶を点て、和の文化を学んでいた。
茶道家の加茂前明美(宗朋)さんが講師を担当。畳のへりを踏まないことや、隣の客に「お先です」と告げてからお菓子を取ること、茶をいただく際には茶碗の正面を避けることなど、茶道の基本を紹介した。
児童たちはキキョウやホタルブクロ、アジサイなど季節の花々が飾られた空間で、友だちのためにと気持ちを込めながら茶を点て、一連の流れを終えると、「できた」と笑顔で拍手を送り合った。
6年生の児童は、「難しいけれど楽しい。いつか、自分で飾った花を愛でながら茶をいただきたい」とほほ笑んでいた。