兵庫県丹波篠山市の篠山小学校で13日、児童会手作りの「夏祭り」が開かれた。保護者や地元自治会の協力を得て、お化け屋敷や射的などの露店を出店。会場には全校児童の笑顔があふれ、児童会役員らは、「大成功」と喜んでいた。
実際に興行している保護者の協力で作ったお化け屋敷は、「ヒュードロドロ」のBGMと本格的な被り物で、「怖さ」もばっちり。訪れた児童たちは、お化け役が同じ小学生とわかっていても、「ぎゃあああ」とのけぞったり、「怖い」と叫びながら通路を駆け抜けた。泣き出してしまう子もおり、お化け役が手を振るなどしてなだめるなど、ほほえましい場面もあった。
コロナ禍の影響でお祭りがほとんどなくなる中、役員らが「自分たちで祭りを」と発案し、6年生全員が運営に協力した。児童会長は、「なかなかみんなで集まることがなかったので、とてもうれしい」と笑顔で話していた。