太鼓のリズムで健康に
アフリカ各国で本格的にダンスを学び、「アフリカン・ダンス」のインストラクター、ダンサーとして活躍。セネガルスタイルのドラム&ダンスグループ「WalabooK!?(ワラボーク)」ではリーダーを務め、学校公演や音楽フェスなどに多数出演している。子どもが生まれてからは音楽教育にも関心を広げ、リトミックの教材作りなども手掛ける。
昨年、丹波篠山市で行われた生活体験ツアーに家族3人で参加。食べ物と自然の豊かさに魅かれ、今年4月から芦屋市との二拠点生活をスタートさせた。
つながりができたきっかけは、丹波篠山に移り住んだ、子ども時代のジャズダンスの先生。自身も環境が気に入り、5年前から、「泊まれる学校 おくも村」(丹波篠山市中)などで、アフリカンダンス合宿を開催している(今年は7月17・18日と10月2―4日)。
夫の転勤で4年ほど住んだケニアでは、民族の伝統舞踊を学んだ。農業や漁業とつながったアフリカのダンスを「生活に根付いた踊り」と表現。「盆踊りのような楽しさがあり、世代や性別に関係なく楽しめる。デカンショ踊りがある丹波篠山の人にも合うと思う」と話す。
生の太鼓に合わせて踊るアフリカンダンス。「踊っていると健康になった。太鼓の振動が体の水分に働きかけるともいわれ、セラピー的な効果がある。アフリカの人たちは本能的に知っているが、理にもかなっており、学べば学ぶほど面白い」
菜園で黒豆栽培にも挑戦。「飲食関係の人などと組んで、音楽と食を楽しめるイベントも企画していきたい」。「スタジオトライブス」主宰。42歳。