兵庫県丹波市氷上町に2羽のコウノトリが滞在している。人をあまり恐れることもなく、田んぼや小川でエサを食べて過ごしている。
足環の情報を県立コウノトリの郷公園(同県豊岡市)に送り、個体識別を依頼したところ、昨年3月に豊岡で誕生したオスと、昨年4月に島根県雲南市で誕生したメスだと分かった。
地元の男性(51)によると、先にオスが飛来し、1カ月ほど後にメスがやってきたという。「日に日に距離が近づいているように思う」と言い、「このまま居ついてくれて、地域のマスコットになってくれたら」と、”デート中”のような2羽に目を細める。
7日の七夕を前に、兵庫と島根出身という遠く離れた2羽の出会いは、織姫と彦星を思い起こさせる。