兵庫県丹波市は14日午後5時40分、市内全域に高齢者等避難準備を発令した。
同市内では 11日の降り始めからの雨量が、14日午後4時時点で丹波市青垣観測所で217ミリに達するなど、多くの雨が降っている。市は旧町に1ヵ所ずつ、住民センターなどに自主避難所を設けており、「夜半に雨足が強まる予報。不安な人は明るいうちに避難を」と呼び掛けている。
県道福知山山南線穴の裏峠が規制雨量に達し、通行止めになっている。
降り始めからの累積雨量は、稲継195ミリ、北和田191ミリ、青田140ミリ、山南133ミリ、柏原133ミリ、市島158ミリ、森(市島)130ミリ、国領131ミリ、三宝ダム121ミリ(いずれも県観測)。
気象庁アメダスによると、8月の丹波市の平年値は169・2ミリ。
隣接する同県丹波篠山市でも大雨(土砂災害)警報が発令されており、今後より激しい降雨が予想されるため、同日午後5時、田園交響ホール、城東公民館、ハートピアセンター、西紀老人福祉センター、四季の森生涯学習センター東館、今田まちづくりセンターの6カ所に避難所を開設した。