兵庫県丹波篠山市の白川薫さん(74)宅で台湾原産の「タカサゴユリ」とみられるユリが、一つの茎から53輪もの花をつけ、近隣で密かな話題となっている。
茎が幅広く変異する奇形現象の一つ「帯化(石化)」とみられ、扁平した茎は花の付け根付近で幅約10センチほどの板状になっている。以前からこの時期になると、庭先に自然とユリが顔を出しており、これまでにも30輪ほどが咲くことがあったものの、50輪を超えたのは初めてだそう。
白川さんは、「まるで花束のようで、とにかくすごい。近所の人に写真を見せると、『写真送って』とよく言われます」とにっこり。「最近は暗い話題ばかり。何かいいことがあればいいな」と話している。