あぜに咲く星 正体はおなじみの食材 これも「秋」 子どもたちは鼻つまむ

2021.09.20
地域自然

田畑のあぜで星型の白い花を咲かせるニラ=2021年9月20日午前6時26分、兵庫県丹波篠山市内で

兵庫県丹波篠山市内の田畑のあぜで、かわいらしい星型の白い小さな花が秋風に揺れている。

正体は中華や韓国料理の具としておなじみの「ニラ」。葉をもむとニンニクのような香りが漂う。

ヒガンバナ科ネギ属の多年草で、栄養価が高いスタミナ食材。主に平たい葉を食用とし、餃子やレバニラ炒め、ニラ饅頭、チヂミなど、さまざまな料理に活用される。

8月下旬から9月にかけて開花。市内の一部地域では田畑のあぜなどに野生のニラが見られ、ニラの白とヒガンバナの赤が共演することもある。朝の散歩中に白い花を興味津々で眺めていた子どもは、「うわ、餃子のにおいがする」と鼻をつまんでいた。

野生のニラも食べることができる。一方、葉や形、色が似ているスイセンなどを間違って食べると中毒になることがあるため、注意が必要になる。チャレンジする際はお気をつけて。

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