兵庫県丹波篠山市井串の道端で、肉まんのような形をした白いキノコが見つかった。高さ5―10センチ、かさの直径7―20センチほどの20個が”群生”。毒キノコの一種とみられ、発見した脇田憲和さん(78)は「こんな変わったキノコは見たことない」と目を細め、「形はおいしそうやけど、食べたらあかんな」と苦笑している。
農作業を終えた憲和さんが帰宅途中に発見。すぐそばの畑を所有する脇田繁さん(71)も「ここで10年は作業しているが、初めて見た」と驚く。
日本きのこセンター菌蕈研究所(鳥取市)によると、「オオシロカラカサタケ」か、「ドクカラカサタケ」とみられるという。いずれも毒キノコで、「オオシロカラカサタケは道端や草むら、芝生に生えることが多く、ドクカラカサタケは雑木林などに出ることが多い」としている。