兵庫県丹波市氷上町の認定こども園さちよの4、5歳児クラスの園児(計47人)が12日、町内の畑で丹波地域特産の黒枝豆の収穫と、サツマイモ掘りを楽しんだ。
黒枝豆収穫では、綱引きの要領で3、4人が茎を握り、「オーエス!」と声を合わせて株ごと引き抜き、歓声を上げた。サツマイモ掘りでは、自分の顔ほどある大きなサツマイモを掘り取ると、友だち同士で自慢し合った。
黒枝豆狩りに夢中だった5歳児クラスの女の子は、「綱引きみたいで面白かった」とにっこり。同じクラスの男の子は、「自分の掘ったお芋は絶対おいしいと思うよ」とほほ笑んだ。
畑は同町内の丸茂観光バス社員の岡本優一さん(47)から無償で借り、園児たちが夏に黒枝豆とサツマイモの苗を植えていた。
収穫した黒枝豆とサツマイモを使って黒豆ご飯や大学芋などを作り、お世話になった地域住民を園に招いて振る舞う「ありがとうの会」を予定している。