兵庫県丹波市青垣町の稲刈り後の田んぼに「ご自由にお取り下さい」と書かれた看板が現れ、地域の話題になっている。いったい何を?
看板のそばには、山積みになったもみ殻。もう1枚の田んぼには、「長いわら」の看板と共に、脱粒され、刻まれていない長いわらが地面を覆う。ともに欲しい人に持って帰ってもらおうと、近くに住む男性(45)が始めた企画だ。
もみ殻は、コンテナ5杯分、長い稲わらは田んぼの5分の1ほどの量がある。「田んぼにまくのもしんどいし、欲しい人があったら持って帰ってもらおうと思って」と男性。長い稲わらは毎年需要があるため、収穫時にコンバインで切り刻まず、田んぼに残すようにしたという。
「もみ殻は、残ったらくん炭にする。わらは、しめ飾りや畑に使うとかで人気があり、減るのが早い」と笑っていた。