兵庫県丹波篠山市内に登録があり、今年中に17歳を迎える犬たちを表彰する「長寿犬表彰」が29日、市立四季の森生涯学習センターで開かれた。摂丹獣医師会と市の共催。人間でいえば90歳くらいに相当する”ご長寿さん”らが表彰を受け、家族とともに健康を祝った。
動物愛護を目的にした表彰は17歳になることと、狂犬病の予防注射を3年続けて接種している犬が対象。今年は過去最多の46頭が対象で、うち17頭がミニチュアダックスフンドだった。
式典でひときわ大きな拍手を浴びたのが、ミニチュアダックスフンドのレトロ(オス)、サラン、マーチ(ともにメス)の3きょうだい。2年前に亡くなった母のリンも19歳まで生きた長寿家系だ。
飼い主の斎藤優子さん(73)は、長寿の秘訣を「自由奔放に育てたことと、大好きなものをあげてきたことかな」とにっこり。「なくてはならない存在で、いなかったら生きていけないくらい。これからも自由に生活してくれたら」と優しいまなざしを送っていた。