「なんでなん」 春と勘違い? 桜が「狂い咲き」

2021.11.02
地域自然

ほとんど葉が枯れているのに花をつけている桜。「狂い咲き」のよう=2021年11月2日午前6時35分、兵庫県丹波篠山市黒岡で

兵庫県丹波篠山市立城北畑小学校の校内にある桜が花を咲かせ、校内や子どもたちの間で密かな話題になっている。桜の中には秋に咲く品種もあるが、同校によると、普段は春に咲いているもの。本来咲く時期でないのに花を咲かせる「狂い咲き」のようだ。

2日時点で8輪が開花。葉はほとんどなく、あっても枯れているにもかかわらず、なぜか花が咲いている不思議な光景が広がる。狂い咲きは虫害や台風などで葉が影響を受けて休眠ホルモンが異常を来し、秋の気候を春と勘違いして起こるとされる。

子どもたちは、「桜って春に咲くんちゃうん?」「なんでなん」「春と間違えてるんやろか」などと口々に話しながら謎の花を見つめている。

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