兵庫県の柏原税務署、丹波県税事務所、柏原納税協会、丹波、丹波篠山の両市などで構成する「丹波地区租税教育推進協議会」がこのほど、外国人介護福祉士養成校「篠山学園」(2年制)で租税教室を開いた。2日間で全校生約110人が日本の税について知識を深めた。
留学生たちは、柏原税務署から税金の使われ方や給料の税金について、丹波篠山市から国民年金や国民健康保険などについて話を聞いた。
このほか、税金は約50種類あり、消費税や入湯税など身近な税があることや、公共施設や信号機など日常の生活に役立っていることなどについて説明を受けた。また、国民健康保険税は近くのコンビニエンスストアで払うことができるが、納期限を過ぎると払えないので注意することや、銀行口座からの引き落としが便利なことも教わった。
2年生でベトナム人のチャン・ティ・フーン・アンさん(23)は「分からなかった税金の話が聞けて勉強になった」と話していた。