膨らんだ? スズメも「冬支度」へ 今後さらにモコモコに

2021.11.12
地域

木の枝にとまったスズメ。暖かったころよりも少し膨らんで見えるのは「冬支度」を始めつつあるよう=2021年11月12日午前7時30分、兵庫県丹波篠山市内で

連日最低気温が5度以下となっている兵庫県丹波篠山市内の支局で震えながら記事を書いていると、近くの茂みから「チュン、チュン、チュン」とスズメの大合唱が聞こえた。何気なくレンズを向けてみる。あれ、ちょっと膨らんだ?

スズメは寒さから身を守るため、気温が下がると脂肪を蓄えたり、羽の中に空気の層を作ることから、見た目がふっくらする。どうやら膨らんで見えるのは、「冬支度」のようだ。これから本格的な冬を迎えるとさらにモコモコになっていく。

後ろから見たスズメ。こちらも少し膨らんで見える

まんまるな姿は、「ふくらスズメ」とも呼ばれ、「福良」「福来」など縁起物とされているそう。人間にとっては縁起物でも、スズメにとっては厳しい寒さが近付いている。

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