往年のプロ野球選手が子どもたちを指導したり、地元チームと試合をしたりする「ドリーム・ベースボール」がこのほど、兵庫県丹波市のブルーベリースタジアム丹波(春日スタジアム)で開かれた。かつての名選手が数多く参加し、子どもから大人まで幅広い世代がワクワクしながら来場。少年野球教室や、社会人の市選抜チームとの試合、ホームラン競争など、多彩な内容で催された。
村田兆治さんや堀内恒夫さん、谷沢健一さん、加藤秀司さん、松永浩美さん、井川慶さんら20人ほどの豪華な顔ぶれが参加。ポジション別に分かれた少年野球教室では、球児は元プロ選手が伝える技術や心構えを、真剣な表情で聞いていた。
守備練習では飯田哲也さん、打撃練習では達川光男さんから指導を受けた小学6年生は、「飯田さんからは、投げるときに体重を前に移すように教えてもらった。達川さんからは、打つときに手首を動かす癖を指摘された。2人とも説得力があり、分かりやすかった」と話していた。
プロ選手チームと市選抜チームとの試合では、現役を引退したとはいえ、プロ選手が見せる高い技術やパワー、華麗なプレーが披露されるたびに会場が沸いていた。