実も葉もなくなった柿の木にとまった冬鳥の「ツグミ」=2022年1月30日午後4時45分、兵庫県丹波篠山市内で
まだまだ寒い日が続く中、兵庫県丹波篠山市内で、すっかり葉も実もなくなった柿の木に飛来したのは冬鳥の「ツグミ」だ。
全長約24センチ。夏季にはシベリア方面で繁殖し、秋から冬にかけて越冬を目的に全国各地に飛来する。繁殖期でないため、鳴かずに口をつぐんでいることが名前の由来という説がある。
秋からいるツグミだが、寒い時期の方が少し太って見える。スズメと同様、脂肪を蓄えていることや、羽の間に空気の層を作っているのかもしれない。
冬枯れの木と冬鳥の組み合わせは、日本ならではの「冬景色」といえる。