手本を見ながら、力強く筆を走らせる児童＝2022年1月11日午前9時47分、兵庫県丹波篠山市北新町で

兵庫県丹波篠山市の篠山小学校で11日、新春恒例の書き初め大会が開かれた。全校児童144人が新年への思いを一筆に込め、冬休み中の練習の成果を発揮していた。

新型コロナウイルス感染予防のため、全校児童が一堂に会するのは控えた。1、2年生は教室で、3―5年生は体育館で、6年生は書写室でそれぞれ筆を執った。

提出する作品をどちらにしようか悩む児童

「明るい心」「伝統を守る」など、学年ごとに決められた課題文字をしたためた。そばに置いた手本を確認しながら、真剣な眼差しで静かに半紙と向き合い、力強く筆を走らせていた。

課題文字が「強い決意」の5年生の児童は「冬休みの間、おばあちゃんに教わりながら練習してきた。いつもよりきれいに書けた」と満足げ。ダンスを習っているといい、「今年の目標はバク転ができるようになることです」と決意を新たにしていた。