「40億円当選」 特殊詐欺防ぎコンビニ店長に感謝状 電子マネー購入止める

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大谷署長から感謝状を受けたローソン丹波市柏原町店の荻野店長と、オーナーの中原岩夫さん=2022年3月7日午前9時44分、兵庫県丹波市柏原町柏原で

兵庫県警丹波警察署(大谷誠司署長)は7日、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、ローソン丹波市柏原町店の店長、荻野正明さん(63)に署長感謝状を贈った。40億円という高額当選したという虚偽メールが届いた40代男性が、3度にわたって手数料とする高額の電子マネーを購入しようと来店。荻野店長は日頃から従業員に「不審と感じたら積極的に声掛けを」と指導しており、「これからも何度もこのような状況に遭遇することがあると思うが、被害を未然に防ぎたい」と話している。

荻野店長によると、2月24日午後8時ごろ、男性が他店で購入した電子マネーカード計10万円分を手にしながら、さらに高額の電子マネーを購入しようとしたことや、以前から電子マネーを購入しようと2度にわたって来店していたことなどから「特殊詐欺被害に遭いかけている」と判断。男性を説得し警察に通報した。

2度目の来店時、男性の様子が不審だったことから、荻野店長が購入するのを止め、「警察に相談を」と促していた。従業員が男性に「私では対処できない。店長が来る時間帯に来て」と購入を引き延ばしたことや、荻野店長が積極的に声を掛けて説得を行ったことが被害防止につながった。

同署によると、男性のもとに「40億3000万円が当たりました」とするメールが届き、「当選金を受け取るには手数料2万円を支払う必要がある」と、電子マネーの購入を求めるメッセージが記載されていたという。

大谷署長は、「特殊詐欺の情勢をよく踏まえ、鋭敏な感覚で積極的に声掛けをしていただいたおかげ」と感謝している。

同署管内では昨年から今年7日までに詐欺被害は認知していないが、相談件数は、一昨年20件、昨年33件、今年は7日までに9件受けている。県内における一昨年の特殊詐欺被害額は16億9000万円、認知件数1027件、昨年(暫定値)は被害額が11億6000万円、認知件数は859件。

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