「大森屋」が味付けのり寄贈 福祉施設や教育施設約20カ所へ フードロス対策の一環で

2022.03.08
地域

大森屋からの味付けのりのプレゼントを喜ぶ子どもたち=兵庫県丹波市柏原町柏原で

味付けのりやふりかけで知られる食品メーカー「大森屋」(本社・大阪市)がフードロス対策の一環として、兵庫県丹波市内の福祉施設や教育施設など約20カ所に自社商品の味付けのり6150個を寄贈した。同社の物流センター(西宮市山口町)と運送業務でつながりのある大伸急行(丹波市氷上町氷上)の声掛けで実現した。

同センター長の足立文彦さん(45)は丹波市山南町出身で、大伸急行専務の北野有作さん(47)とは山南中学校の先輩後輩の関係。

先月、足立さんから「賞味期限が近づいた商品はもったいないけれど廃棄処分となる。このような食品ロスを減らす取り組みに力を入れており、(余った食材を寄付する)フードドライブにも参加している」ことを聞いた北野さんが、丹波市でも社会福祉協議会やコープこうべなどがフードドライブを展開していることを紹介。足立さんは「それならば私の地元の子どもたちにもおいしく食べてもらえたらうれしい」と、賞味期限が近づいていた商品を北野さんに託した。

寄贈先の割り振りと配送は北野さんが担い、崇広、新井両小学校のアフタースクールを運営する丹波市社協のほか、北、西、東、南、中央、和田、上久下の各小学校や、さちよ、ぬぬぎ、ふたば、いくさと、みつみの各認定こども園、コミュニティサロン丹波つながりSPACEなどに届けた。

崇広アフタースクールで味付けのりを受け取った山本大馳君(9)は、「パリパリで、甘くてしょっぱい味付けのりは大好き。(こののりは)どんな味がするのか楽しみ」と笑顔だった。

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