「星の瞳」 野辺にオオイヌノフグリ ”小さな春”あちこちに

2022.03.07
地域自然

かれんな花を咲かせるオオイヌノフグリ。別名「星の瞳」とも=2022年3月7日午後4時39分、兵庫県丹波篠山市内で

少しずつ春を感じさせる陽気となりはじめた兵庫県丹波篠山市の野辺のあちこちで、「オオイヌノフグリ」が開花。1センチに満たない瑠璃色の小さな花が春の始まりを告げている。

ヨーロッパ原産の帰化植物。名前にある「フグリ」は陰嚢(いんのう)のことで、近縁種の「イヌノフグリ」の果実が犬のそれに似ていることから。オオイヌノフグリの果実はハートに近い形をしている。

瑠璃色の花

そのかれんな姿から、「星の瞳」というロマンチックな別名もあるそう。花言葉は「忠実」「信頼」「清らか」―。

散歩中だった男の子は、「春っぽいな」とはにかんでいた。

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