兵庫県丹波篠山市は、新たに転入した人に歓迎の気持ちを込めて丹波篠山産の米(2キロ)と丹波篠山茶(3グラム×20袋)、各種ごみ袋1枚を配布する「転入者おもてなし事業」をスタートした。
おいしい特産物がたくさんある市の魅力を伝えることや、同市のごみの分別方法を知ってもらうことが狙い。米と茶は引換券で、特産館ささやま(同市黒岡)で現物と交換できる。
奈良市から移住した男性(29)と、大阪市から移住した女性にこのほど、第1号として酒井隆明市長から贈呈した。
丹波篠山市に隣接する三田市の会社に就職したことがきっかけで、移住した男性は、「空気がきれいなところで暮らしたいと移住したが、こんなおもてなしをしてもらえるとはびっくり。良いまちだと思っていたけれど、さらに良いことがありました」と笑顔。結婚を予定していることから移り住んだ女性は、「温かいまちだなと思った」と言い、「自然が豊かで心がほっこりするまちという印象。頂いたお米などは家族みんなで食べたい」とほほ笑んでいた。