GWは丹波焼の里へ 3年ぶり多彩なイベント マルシェやスタンプラリーも

2022.04.22
地域

ポスターを手に来場を呼び掛ける今西さん(右)ら=2022年4月12日午後1時35分、兵庫県丹波篠山市北新町で

兵庫県丹波篠山市今田町立杭地区の丹波焼窯元群などで5月3-5日、「第16回やきものの里 春ものがたり」(やきものの里プロデュース倶楽部主催)が開かれる。陶工の〝手しごとの妙〟を間近で見られる「開放(オープン)工房」や、マルシェが開かれるなど、丹波焼の魅力を伝える多彩なイベントを展開。また、4月23日にはプレイベント「丹波焼春の軽トラ市」も開かれる。コロナ禍の影響で、2年連続で中止しており、3年ぶりの開催となる。

会場は、約50軒の窯元のほか、▽立杭陶の郷(同町上立杭)▽兵庫陶芸美術館(同)▽こんだ薬師温泉ぬくもりの郷(同町今田新田)―の3観光施設。各窯元で匠の技を間近で見学できる「開放工房」では、工房や窯場で伝統技法などが見学でき、窯元によっては写真や動画の撮影もできる。

2-4日には、1895年に築窯され、現存する丹波焼最古の登り窯で、24時間体制でまきをくべ、作品を焼成する。初の取り組みとして、無料通信アプリ「LINE」を使ったスタンプラリーを実施。抽選で丹波焼を贈る。毎回、好評を博しているマルシェは陶の郷の中庭で開催。「トチノキマルシェ」と銘打ち、10店の飲食や物販の店が軒を連ねる。軽トラ市は午前10時―午後4時に陶芸美術館入口周辺の市道の一部で開催。25窯元と9軒の物産・飲食店が出店する。また、くじ引きで当たりが出た人にイベント期間中に使える500円か1000円の金券をプレゼントする。

実行委員長の今西公彦さんは、「コロナ禍の中だが、各窯元が人数制限など感染対策を行う」とした上で、「一番良い季節のやきものの里を楽しんでもらえたら」と来場を呼び掛けている。

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