兵庫県丹波篠山市内の桜並木で、何者かがちょこちょこと木肌を動き回る。まるで樹皮自体が動いているかのような模様の背中。正体は野鳥の「コゲラ」だ。
全長15センチほどで、日本で最小、最軽量のキツツキの仲間。背中のこげ茶と白い模様が特徴的だ。年間を通じて各地で見られる「留鳥」で、近年は都市部の公園などでも見ることができる。
木と同化したように見える保護色。顔を見ると、キツツキらしいとがったくちばしにつぶらな瞳が愛らしい。
10日から16日までは愛鳥週間。絶滅が危惧されるような種に注目することも大切だが、普通に見られる鳥も改めて注目したい。
【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)