来月のプール開きに向け、兵庫県丹波篠山市立多紀小学校で18日、プール掃除が行われた。全校児童133人のほか、約15人の保護者たちも参加。学年ごとに清掃場所を分担し、新型コロナウイルスの影響で3年間使っておらず、床一面が茶色くなっていたプールを磨き上げ、真っ青な状態に戻した。
5、6年生は25メートルプールを担当。「ゴシゴシ洗うぞ」と勢い良くプールに入った。3年間で溜まった泥水や落ち葉などを、スコップなどでかき出し、ブラシで磨いていった。泥水の中に住みつくカエルを発見し、悲鳴が上がる場面もあった。初夏の暑さの中、プール授業に心躍らせながら、掃除に汗を流していた。
6年生の男子児童は「思ったよりも汚くて、掃除のしがいがあった。泥がとろとろしていて、意外と気持ち良かった。泳げるのが楽しみ」と笑顔だった。