兵庫県丹波市青垣町稲土の粟鹿山で、クリンソウが満開の見頃を迎えている。稲土自治会所有山の林道沿いに自生地があり、手前はつぼみ、200メートルほど離れた奥は満開と、花の咲き具合が極端に違っている。22日午前9時から地元の神楽自治振興会が3年ぶりに観察会を開く。
サクラソウ科の多年草で、花が数層に輪生する。県絶滅危惧Bランクの山野草。湿り気のある環境を好む。
満開の所は、幅2・5メートルほどの林道を約20メートルにわたり株が埋め尽くしており、クリンソウが「通せんぼ」しているような状況。50センチくらいに伸びた太い茎から3層、4層の花が咲いている。
観察会は午前9時、明号の清流館前で受け付け。自生地まで約3キロを歩いて行く。午前10時から現地で、植物に詳しい足立勲さんの説明を聞く。