「淡水魚と水辺のいきもの展」が、青垣いきものふれあいの里(兵庫県丹波市青垣町山垣)で開かれている。加古川水系(佐治川、遠阪川)や由良川水系(黒井川、竹田川)に生息する約30種100匹の魚や水辺の生き物を展示。希少種のホトケドジョウや、3億年前から姿を変えず「生きた化石」と言われるスナヤツメ、モリアオガエル、シュレーゲルアオガエルなども展示している。7月3日まで。
加古川水系にすむカワムツ、オイカワ、アブラハヤ、由良川水系にすむムギツク、アカザ、シマドジョウなどのほか、サワガニ、ヌマエビなど水辺にすむ小さな生き物が観察できる。ニホンウナギはビニールパイプの中に、スナヤツメは砂の中に隠れてしまっているが、運が良ければ顔を出すかも。
一方、絶滅したミナミトミヨの資料も展示。同施設は、「身近な生き物に触れる中で、今いる魚や生き物が絶滅しないような環境をつくっていくには、自分に何ができるかを考えるきっかけにしてもらえれば」としている。
同施設スタッフが市内の川や施設フィールド内で捕獲したもの、地域住民が持ち込んだものなどを展示している。期間中、内容を入れ替えることも考えている。