兵庫県丹波篠山市内の林を小さな野鳥がせわしなく飛び回る。綿を丸めたようなふんわりとした体に長い尾羽。「エナガ」だ。
全長約13センチ。体重は8グラムほどで、日本にいる鳥の中ではキクイタダキに次いで軽い。尾羽を除くとスズメよりも小さい。名前の由来は柄杓(ひしゃく)で、「柄(え)が長い」という意味。
つぶらな瞳と黄色いまぶた。太くて黒い眉班がかわいら
しくも、きりっとした印象を与える。北海道に生息する亜種「シマエナガ」は頭部全体が白い。
とにかく小さく、よく動くため、姿を確認してレンズを向けるともう別の場所。ようやく撮影できた画像を確認すると、まるでぬいぐるみだ。若者なら「きゅんです」と言うところでしょうか?
【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)