兵庫県丹波篠山市出身で、プロ野球・千葉ロッテマリーンズの中森俊介投手(20)の後援会の設立総会が、24日午後7時半から同市の市民センターで開かれる。既に中森投手と縁の深い関係者が中心となって準備会を立ち上げており、中森投手が2軍戦で活躍を見せ始めたこのタイミングで設立する。
中森投手を応援し、会員同士の交流や親睦を深めることが目的。
総会では、役員、会則、事業計画などを決める。会長には、同市のキクヤ株式会社取締役会長で、中森投手の両親と親交がある遠山満さんを、名誉会長に酒井隆明同市長を選任する。副会長には、地元の代表者、同市内で活動する野球関係者ら3人を選任。事務局長は、中森投手を幼少期から知る細見英志さんが務める。
事業計画では、市民らと応援に行く観戦ツアー(実費負担)などを企画する。今後、子どもたちに夢や希望を与えられる取り組みを企画していく考え。
会員数は、3年間で1000人を目指す。会費は、大人1口2500円、中学生以下500円。入会申し込みは、事務局が運営するホームページから受け付ける。会員になった子どもには、中森投手の投球シーンとサインがプリントされた会員カードを手渡す。
中森投手は球団を通じ、「自分が入団してから市をあげて応援してくださっていることは分かっていたので、話を聞いたときは本当にうれしかった。期待以上の結果を出せるように頑張りたい。いつかは千葉ロッテマリーンズのエースとして、丹波篠山市のふるさと大使として大きく成長できれば」とコメントした。
同準備会は「将来は、佐々木(朗希)投手とダブルエースになってほしい。軟式出身者として、軟式野球を頑張る子の目標となる存在にもなってほしい」と期待している。
中森投手は、2020年のドラフト会議で千葉ロッテから2位指名を受けた。ルーキーイヤーこそ登板がなかったが、2年目の今季は、2軍で3試合に先発し、初勝利を挙げた。16回を投げて失点1、防御率0・56という圧巻の投球を見せている(6月17日時点)。